マレーシア就職日記「にゃんことの出会い」
うちのチームは日本人オンリー。「日本に戻っても使える人材に育てる!」がモットー。なぜ私はここに???
答えは、前任者が「こんなに大変だとは聞いてない!」と他チームへの移動を希望するも、時間がかかり退職してしまい、突然空いてしまったところに私を入れてみた!ということでした。ふう。
このような当初と違う配属になることは決して珍しいことではありません。
だから早めに移動を願い出た方が良いとアドバイスしてくれたのですね。前任者は本当に可哀想だったと...
「未経験にも程がある!」と言われ、ごもっともだと心で泣き、私も採用時から突然の移動にワケがわからず、業務を覚えることに必死です。正直私の場合、他チームに行っても大して変わらないとは思いますが...
おでこにシワができるようになったのはこの時からです笑
先輩に「おでこ、おでこ!笑」と言われて力を抜く。それの繰り返し。いまや、しっかりとしたシワに育ちました。
入社からふた月。
この頃にはもう毎日歩いて通勤していました。
というのも、インド人ドライバーさんはちょいちょい遅刻するのです。迎えに来ないこともありました笑
そうなると、私にリーダーから雷が落ちます。
「車に乗らない選択肢もあるんですよ。」
会社手配なのに...と思いましたが、そんなことも言っていられないので、HR(総務)へ送迎を断りに行きました。
毎朝、夜が明ける前の暗いうちに部屋を出て、40分ほどの道のりを歩き、会社に着く頃にはすっかり日が昇っていました。毎日汗だくです。
まだGrabは無かったし、Uberのサービスが始まったばかりの頃の話です。しかも田舎。タクシーを捕まえるのは現実的ではなく、歩くしかありませんでした。
そんな帰り道、シャフツバリースクエア前のバス停で小さな子猫が鳴きながら、私の足首をハグしてきました。ピャーピャー鳴いて必死の様子にしばらく母猫が現れるのを待ちましたが、それらしき姿は見当たらず、交通量の多い道路に出て行こうとするので、もう放っておけず連れて帰ることにしました。
身体を洗って、子猫用のフードをあげて、
一緒に寝て...
翌日リーダーに子猫を拾った話をすると「自分の世話もできないのに、どうして猫なんて拾うんですか。」とまた真顔で言われました。あはは。
先輩はちょっと興味がありそうで、よく猫の話を聞いてくれました笑