滞馬日記「プトラジャヤにイベントの手伝いに行ったら、みんな日本語で大合唱して驚いた話」
2015年。マレーシアで働き始めて、やっとこさ慣れてきた頃のことです。週末に、隣町のプトラジャヤで、日本文化を紹介するイベントがあるとのことで、社内の方が、ボランティアとして手伝ってくれる人を募っていました。私を含め日本人数名が、お手伝いに入ることになりました。
実際行ってみると、特に手伝うようなことはなく、ステージ上での催し物「けん玉チャレンジ」や「たこ焼き作り」を、観客席から他のお客様と一緒に、微笑ましく観ていました。「生け花チャレンジ」はその場で活けて飾り、その後、お花を持ち帰れるという嬉しいものでした。
プトラジャヤ(Putrajaya)は、行政機関の多くを、首都のクアラルンプール(KL)から移転された行政新首都です。観光地としてはピンクモスクが有名ですね。そのため住民のほとんどが、政府機関で働く職員とその家族です。
さて、和やかにイベントも終わる頃、司会の方から「日本の皆様、一緒に歌いましょう!」と流れてきたのは、、、
Kiroroの『未来へ』
「ほ〜ら〜」と、いっせいにマレー系マレーシア人の皆様が日本語で歌い始めます。歌詞の意味は、皆さんご存知無いと思いますが、、、はっきりと日本語で歌っていらっしゃいました。
「どうして、皆さん知っていらっしゃるの???」私はサビしか知らず、ただただ驚きます。Kiroroがメジャーデビューしてから1998年に出された2枚目のシングル。「なぜ歌えるの???」
後から聞いたところによると「ラジオで流れていた」ということでした。特にドラマやCMに使われた、とかいうことでもなく、流れてきたのを聞いて、何かこうグッとくるものがあったのでしょうか、、、みんな歌えるってすごいことですよね。大合唱しているのを聞いて、私は感動しました。マレーシアにくる際には、Kiroroの『未来へ』は歌えるようになっておいた方が良いのかもしれません。一緒に歌えたら楽しいですよね!