わたなべ由紀子の「Yuki’s Choice (ユキズ・チョイス)」

〜アラフォーからの挑戦・もうひとつの人生を選択してみた〜 フィッティングモデル事務所 YUKI model agency (ユキモデルエージェンシー) 代表 わたなべ由紀子のブログ

お気に入り日記「20年前に購入したバッグの持ち手が切れたので、お直しに出すことに」

肩から降ろし、目の前に置いたバッグ。ふと気がつくと、持ち手が切れて縫い目だけで繋がっている状態でした。思わずバンドエイドをぐるりと巻いて応急処置。危ない危ない笑。

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そしてサイドは、前触れもなく突然切れました...全体的には姿を保っていたけれど、一気にガタが来た感じ・・・

今から遡ること20年ほど前に、グアムの免税店で一目惚れしたトートバッグ。
その名も『ネヴァーフル(Never full)』

名前の通り「どんなにモノを入れてもいっぱいにならない」そして軽い!

当時5万円ほどでした。30歳を迎えた私にとって、初めてハイブランドのバッグを手にする機会となりました。

商品を前に「今の私は5万円もするバッグに見合う人間なんだろうか。まだ早いかな...」と呟くと、そばにいる友人が「これはトートバッグ!だからヴィトンにしては安いし、気に入ったのなら買いなよー!」と笑いながら言います。

ヴィトンにしては安い。しかも日本で買うより安い。でも私にとっては、清水の舞台から飛び降りる思い、笑。

で、友人の言葉に背中を押され「そのバッグに見合う自分になれば良い!」と心に決め、購入したのでした。この時の決断は正解でした。こういうことは、後からわかるものですね。

それからは、ハワイを訪れた際には、プールサイドで読む本や日焼け止めなどを入れ...

フィッティングモデル現役の頃は、仕事用のパンプスを入れて移動していました。
最近では大阪での展示会モデルさんの採用が決まった時、日帰りでの空の旅も一緒でした。

そう、気がつけばもう20年来の相棒です。

お直しの料金を見積もっていただいたところ、購入時の倍額ほどの金額を提示されました。お直しすべきか迷い、一度は持ち帰りました。だって、買ったお値段より高いなんて...としばらく考えたものの、やっぱり使い続けたい気持ちが強く、今日ふたたび銀座松屋を訪れました。

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必要箇所だけの交換だとお安くなる。ただ皮革の色の差が気になり、使いづらくなっては何にもならない。寄せてはくれると聞いても、迷いがでる。いろいろ考えると皮の全体交換が1番良さそう。ただお財布には優しくない「もういっそのこと、お直しをやめて、これを買い直したらおいくらですか?」と、元も子もない質問をすると、返ってきた答えは、今回のリペア料金プラス10万円ってところ...え!
えーと。20年という年月を経て、もはやおいそれとは購入できない価格となっていました。

もうね。ここは素直になりましょうよ、私。

使いたい気持ちは変わらないのだから・・・

お直しには2ヶ月ほどかかるそう。
いってらっしゃい。べっぴんさんになって帰っておいでね。

今日からしばしお別れです。