わたなべ由紀子の「Yuki’s Choice (ユキズ・チョイス)」

〜アラフォーからの挑戦・もうひとつの人生を選択してみた〜 フィッティングモデル事務所 YUKI model agency (ユキモデルエージェンシー) 代表 わたなべ由紀子のブログ

渡馬前日記「英語ができなくても大丈夫!この言葉がきっかけに」

叔母の知人の会社で総務と経理を経験し、その後コールセンターで5年。通信会社の架電業務、ネットショッピングサイトの購入サポート、化粧品メーカー受信業務の夜間責任者、テーマパークのお客様相談室そしてまた通信会社内勤と経験してきました。

結婚後フルタイムの仕事を離れ、10年間フィッティングモデルという仕事をしていました。聞きなれないし、想像もつかない仕事だと思いますが、簡単に言うと、直接アパレル企業へお伺いして、デザイナーやパタンナーが制作した洋服のシルエットなどをチェックするために、試作の洋服を着用するのが仕事です。モデルとつきますが、広告媒体のモデルと違い、基本的に顔が世の中に出ることはありません。

トータル20を越えるブランドを経験させていただきました。7年ほど経った頃、フィッティングモデルが必要でどなたか紹介して欲しいとご相談いただくことが増え、前身の事務所を立ち上げます。自身への依頼を受けるだけでなく、ご紹介することも増え、このまま軌道に乗っていけるといいなぁと思っていました。そして離婚。

心機一転、屋号を変え、ご紹介も順調。私自身も1日に3ブランド回るなど、めいっぱいご依頼いただき、忙しいながらも充実した生活でした。ところが、プライベートはボロボロ。仕事が最優先、突然のご依頼にもお応えできるよう自分の予定も入れられない。信用を失いたくない。気が抜けない。それまで、持ちブランドが多いのは、それだけ自分が求められるようになった証拠、有難いことだと前向きに務めてきました。しかしながら漠然と、このまま自分が現役でやっていくことに不安を感じ始めていた頃です...南国マレーシアで働く女性を紹介する番組を観ました。

英語ができなくても大丈夫!(のちに、ここは強調して欲しくなかった...と伺います笑)

コールセンターでの経験を活かして、現地採用で働くことができる。物価も安く、プール付きの高層のコンドミニアムに住み、充実した休暇を過ごす...

英語ができず、もちろん留学経験の無い私には海外で働くことができるなんて夢のような話だと思うのと同時に、人生にはこんな選択肢もあるのかと驚きました。海外の大学を出た友人が多かったこともあり、憧れを抱いていたのも影響しています。

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それから数日後。毎年自分の誕生日は、ご依頼がめいっぱい入る日で、時間通りに終わることはなく、食事の約束をしていても相手の機嫌を損なうことになり、ハラハラの1日でした。

ところが2015年のこの日は、そんな予定も無く、丸1日仕事も入ることなく、ソファ代わりのベッドでゴロゴロ、iPadを手に取り、何気なくマレーシア現地採用の募集を捜し始めました。とりあえず応募フォームから1社応募してみることに。

15分も経たずに連絡が来て、英文履歴書を送るように言われます。

え、英文履歴書って???

そんなところからのスタートです笑